外観完成予想CG

DESIGN

守り、受け継がれた象徴に、新たな輝きを纏わせる。

This symbol, preserved and passed down through the generations, is given a new sparkle.

デザインにおいて重視したのは、この地の歴史に敬意を払い、街の風土と文化に馴染む建築であること。
東方学会本館の意匠に現代の美意識を取り入れ、
新たな象徴にふさわしいレジデンスの創造を目指しました。

外観完成予想CG
外観完成予想CG

モダニズム建築と調和した、まばゆい外観デザイン。

The dazzling exterior design goes perfectly with the modernist architecture.

シンプルながら入口の半円アーチのデザインなど東方学会本館が持つ特徴を活かして
4階までは本館との調和を図り、上層階は下層階とは趣を変化させた現代的な意匠としました。
伝統とモダンのコントラストを活用した、上品でスタイリッシュな外観デザインです。

About The Toho Gakkai

「千代田区景観まちづくり重要物件」に
指定される東方学会本館。

「東方学会本館」は、区民に親しまれ景観まちづくり上重要な建造物等が選ばれる「千代田区景観まちづくり重要物件」に指定された貴重な建築物です。装飾が少なく機能本位のモダニズム建築が当時の面影を残ししたまま、オフィスとして今でも使われています。

東方学会本館(2021年12月撮影)

Architectural Planning

株式会社日本エスコン 首都圏建築企画部清水 彩矢Saya Shimizu

課題を活かし、新たな魅力に。

東方学会本館が借地し所有していた不動産の解体と借地契約の満期解約に伴い、今回の増築プロジェクトがスタートしました。
大正15年から存在しており、「千代田区景観まちづくり重要物件」に登録されている本館。歴史的価値のある建物との連続性や千代田区の景観条例をクリアしながらデザインを進めていくことが本プロジェクトの大きな課題でした。
そこでまず本館との意匠の連続性や質感の統一を図れるように、本館の細かい特徴を増築棟の細部にも設えました。2・3階に計画しているオフィスフロアには本館が持つ壁がちな意匠を取り入れています。本館側の既存樹は保存する計画となっており、新たに作る植栽空間でもまとまりが出るように樹種を選定しています。

さらに増築棟の屋上にはキュービクル等の設備が乗りますが、千代田区では、屋上にのる設備機器等は目隠しフェンスにて隠すよう指示がありました。そのため、ただ屋上に目隠しフェンスを四方回すだけではなく、最上階に吹き抜けを設け、目隠しフェンスの代わりとなる面をつくり、高さ4mの吹き抜けを付加価値として企画いたしました。(その他にも東向きの配棟を活かし、午前中の光をしっかりと受け止めるガラス手すりの光の加減にもこだわっております。)
千代田区まちづくり条例により、バルコニーに洗濯物や室外機が周囲から見下ろされないように工夫をする必要がありました。東向きの配棟で朝日をしっかりと受け止める本物件において、一般的な手すりにするのはもったいないのではないかと思い、「和紙のガラススクリーン」を導入しました。外観に細やかな柄を魅せるだけではなく、和紙を使用することでガラススクリーン自体が明るく発光しているように見え、柔らかくなった太陽の光が室内へと届くようになります。
貴重な建築物が持つ特徴との連続性と、この物件ならではの魅力をテーマにデザインを追求しました。

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外観完成予想CG
知性に溢れたこの街の魅力。

神保町という町は、大学や商店街がありながら、カトリック神田協会や文房堂などの重要文化財も存在しており、賑やかさと静けさが両立している地域です。
また、神保町は世界一の古本屋街と呼ばれており、古本のみならず専門書・新書を問わず多くの本屋が建ち並ぶ、ブックタウンです。昔から大学が多い地域であり、当時は大学の教科書を売り買いすることが盛んであったとされ、その名残からさまざまな書籍が神保町に集まり、出版社や印刷所など本に関わる店が増えていったとされています。
コンセプトワード「Tokyo KNOWLEDGE SITE」は、神保町という知性に溢れた世界一の本の街のアカデミックなイメージを込めて、都心に新たな理想像を掲げています。

今の時代に寄り添った住まいをつくる。

最近の注目すべき社会の変化として新型コロナウィルスの影響に伴い、家の時間が増加し住空間への意識の変化があったかと思います。その中でも睡眠の質についての意識向上に着目いたしました。快適な睡眠は疲労回復だけでなく免疫力の向上、ストレスの緩和が期待されています。身体的な健康に加えて精神的な健康、心の健康に注目し、well-beingという考え方を間取りプランへ織り込みました。
今までのマンションの間取りとは違い、寝室を広めにとり、眠りから目覚めの時間を大切にする本件のコンセプトにお客様が共感していただければ嬉しいです。
都市を生きる方々に向けて、贅沢な微睡の空間を提供できればと思います。

Iタイプ洋室完成予想CG
住まう方が本当に求める空間を。

毎日忙しく働いている方にとって、「帰宅後から朝の出発までの時間が大切なのではないか」という考えに着目し、本物件では「madoromi style」と称して、住空間を企画しました。
まずは寝室を大きく取り、寝るだけの空間ではなく、帰宅後に本を読んだりストレッチができたりする、余裕のある室内として空間構成しました。またお部屋は暖かい電球色で統一しているので、安心感を与えます。さらに収納スペースや玄関をできるだけ広くとり、洗面化粧台の鏡にはライトをつけることで朝の身支度が快適になる工夫を施しました。ホテルライクな間取りですが、一時的な滞在とは異なり、生活する空間として整えています。

過ごしやすさとは何か。

神保町にある喫茶店のような、居心地の良いプライベート感を目指しました。
お客様をエントランスホールに呼んで利用してほしいという思いで共用部を企画し、植栽のある東側から順に、「真行草」の考え方を表現しております。
エントランスホールの右奥に見える空間が、「真」としてしつらえる空間です。床はカーペット敷きとし階段1段分下がっています。目線を少し下げることでエントランスホールを通過する方々との目線が合わないようにしています。また、ゆっくりと腰をかけていただきたいので深めの椅子を用意しました。

エントランスホールの左側、大きなテーブルを置いた空間を「草」の空間としてしつらえています。通常廃棄されてしまう素材を粉砕して再形成し天板にしたデスクを採用し、今回の増築プロジェクトのテーマとも繋がるインテリアを選びました。さらに壁には本棚を設置します。この本棚には、神保町に昔からある書店で選んだ建築の専門書を100冊以上、古本・新書を問わずに置く予定です。
空間をただつくるのではなく、住む方、使う方のことを考えて周囲が気になりにくい、心地いいエントランスホールとなるように、空間の中に木々を配置しました。
レ・ジェイド クロス 千代田神保町が提案する、これからの都市にあるべき居心地をぜひご体感ください。

エントランスホール・ラウンジ完成予想CG

MATERIAL

洗練された個性を放つ、選び抜かれたマテリアル。

The carefully selected materials emit a sophisticated individuality.

ベージュやグレーなど品のある色合いをベースに、モダニズム建築と調和するタイルや石材を採用。
柔らかい光が室内へと射し込むように、外観には和紙のガラススクリーンをあしらいました。

マテリアルイメージ

Facade Design株式会社スタイレックス

安心安全、高耐久、高品質の建物を実現するための確かな技術と、建築・設計の枠を超えた、諸法規、社会、文化、経済等に関する幅広い知識。建築としての機能性や快適性、さらに理念を根拠とした新たなデザインを創り出す感性。これらをもとに、ユーザー・社会が求める集合住宅を創造します。