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歴史が今を生きている町、富田エリアに新風を吹き込む存在として。街並みから薫り立つ伝統や風情を優雅に纏って誕生。歴史が今を生きている町、富田エリアに新風を吹き込む存在として。街並みから薫り立つ伝統や風情を優雅に纏って誕生。

高僧・蓮如上人ゆかりの寺内町として発展。界隈には往時の面影を伝える、由緒正しい名刹が点在。高僧・蓮如上人ゆかりの寺内町として発展。界隈には往時の面影を伝える、由緒正しい名刹が点在。

「レ・ジェイド高槻クロス」は、阪急京都線「富田」駅徒歩圏に誕生。界隈は室町時代の高僧、蓮如上人がこの地に「教行寺」を建立して以来、中世から幕末まで本願寺勢力の寺内町として栄えました。寺内町とは、仏教寺院や道場を中心に形成された自治集落のことで、応永34年(1427年)に創建され、本堂などが市の有形文化財となった「本照寺」や、明徳元年(1390年)に創建され、国の名勝に指定された「普門寺」などが、往時の面影を伝えています。

本照寺本照寺(徒歩5分/約330m)
江戸時代には約5,000軒・2,000人の村となって、寺院が立ち並ぶ寺内町を形成。江戸時代には約5,000軒・2,000人の村となって、寺院が立ち並ぶ寺内町を形成。

高槻市の西部に位置する富田。現在はJR線や阪急線の駅周辺を核として発展を続けていますが、江戸時代の富田は駅の南方にあった「筒井池」を囲む、約5,000軒・2,000人の大きな村でした。「筒井池」は埋め立てられましたが、もともとは「本照寺」のすぐ側まで広がっており、昭和40年代までは、池に映る美しい寺の姿が見られたそうです。江戸時代の絵図には、広々とした「筒井池」の南側に「教行寺」、西側には「本照寺」「普門寺」といった仏教寺院が建ち並んでいる様子が詳しく描かれています。

豊かな歴史の風情を残しつつ次代へと進化を遂げ、新たな街並みが息づく街、富田。豊かな歴史の風情を残しつつ次代へと進化を遂げ、新たな街並みが息づく街、富田。

「筒井池」があった場所には現在、真ん中に道路が通り、道路を挟んで西側は「筒井池公園」、東側は「富田支所」と「公民館」に。また、酒の神様を祀る神社として信仰を集める「三輪神社」も現存しています。

江戸時代前期の富田地区
  • 清鶴酒造清鶴酒造(徒歩2分/約100m)
  • 寿酒造寿酒造(徒歩9分/約710m)
「北摂三大銘酒」のひとつ、富田酒の生産地。今もなおその伝統を守る酒蔵が、街並みに品格と風情を醸成。「北摂三大銘酒」のひとつ、富田酒の生産地。今もなおその伝統を守る酒蔵が、街並みに品格と風情を醸成。

富田の地名は、かつてこの地で皇室御料の屯田が営まれていたことに由来します。優良米の産地で育成された良質の酒米と、石灰層を通って湧き出る阿武山々系の清水で醸し上げられた富田酒は、池田・伊丹と並ぶ「北摂三銘酒」のひとつとして名を馳せました。富田の酒造りは江戸時代の初めに隆盛を極め、最盛期には24軒もの造り酒屋があったと伝えられています。中でも文政5年(1822年)創醸の「寿酒造」と、安政3年(1856年)創醸の「清鶴酒造」の2軒は今なお伝統を守り継ぎ、その店構えは街並みに品格と風情を醸成しています。

酒造業の中でも蔵方十人衆と呼ばれる町衆組織が勢力を拡大。豊かな町衆文化によっても切磋琢磨された富田酒。酒造業の中でも蔵方十人衆と呼ばれる町衆組織が勢力を拡大。豊かな町衆文化によっても切磋琢磨された富田酒。

豊臣・徳川の世には、酒造を生業とする町衆組織が勢力を拡大。中でも紅屋清水氏には、大坂の陣の功により家康から1,800石もの酒造株が与えられました。また、富田酒は町衆文化にも浸透、芭蕉の愛弟子(芭門十哲)であり酒豪で知られた宝井其角が、こよなく愛した富田酒を詠んだ、上から読んでも下から読んでも同じ回文の句が残されています。

「けさたんと  のめやあやめの  とんたさけ」宝井 其角

街に点在する酒蔵に代表される和のテイストを、建物デザインに反映。かつての街道の道標、酒蔵の瓦屋根、富田酒を醸造する清水を表現。街に点在する酒蔵に代表される和のテイストを、建物デザインに反映。かつての街道の道標、酒蔵の瓦屋根、富田酒を醸造する清水を表現。

  • 1素朴な野趣あふれる石柱。
    かつてこの地を通っていた「高槻街道」の路傍に佇む石の道標をモチーフとしています。
  • 2重厚な瓦タイルを左官仕上げで挟み込んだ飾り壁。
    風情ある酒蔵の瓦屋根を意識した印象的なオブジェです。
  • 3素材感のあるブラックのタイルを纏わせた重厚な立ち壁。
    気品と奥ゆかしさが漂う「和モダン」の風景を演出します。
  • 4清涼感のあるガラス素材の列柱。
    「富田酒」に欠かせない清水をガラスと内部の気泡によって表現しています。
※環境調査は平成28年7月現在のものです。※掲載の写真は平成28年9月・11月に撮影したものです。※掲載の徒歩分数(概算距離)は、1分を80mで算出し、端数は切り上げています。※掲載の完成予想図は、図面を基に描き起こしたもので、建物の形状、仕様、色調、外構、植栽等は行政官庁の指導、施工上の都合及び改良のため、一部変更が生じる場合があります。敷地周辺の建物・電柱・標識・架線・ガードレール・植栽等は、一部簡略化および省略しております。植栽につきましては特定の季節の状況を表現したものではなく、竣工時には完成予想図程度には成長しておりません。また、季節ごとに咲く花々を同時に描いております。あらかじめ、ご了承ください。
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